【名古屋市千種区】心落ち着く空間で、自分だけのお守りを作ろう！「一畑山薬師寺 名古屋別院」でお守りづくり体験をしてきました
由緒あるお寺で、世界に一つだけのお守りを作ってみませんか？ 千種区春岡にある「一畑山薬師寺 名古屋別院」で、2025年12月8日からオリジナルのお守りが作れる「お守りづくり体験」ができると聞き、実際に作ってきました！
「一畑山薬師寺 名古屋別院」とは？
一畑山薬師寺 名古屋別院
一畑山薬師寺 名古屋別院は、岡崎市にある「一畑山薬師寺」の発祥の地となります。「池下」駅西改札から徒歩8分、広小路通沿いのYMCAの角を曲がり、まっすぐ南下すると到着です。近くに無料駐車場（10台）もあります。
一畑山薬師寺は臨済宗妙心寺派のお寺です。厄除け・車のお祓い・病気平癒などのご祈祷で広く知られています。ご本尊の一畑薬師瑠璃光如来様は、「現世安穏利益(この世のお幸せ)」をお守りいただく仏様だそうです。「Believe Your Heart イチハタサンヤクシジ」というCMでおなじみですね。
広大な敷地の岡崎本堂に比べると、名古屋別院はキュッとコンパクトなお寺ですが、閑静な住宅街になじみ、厳かな雰囲気をたたえています。
一畑山薬師寺は、寛平6年(894年)に創開された出雲市小境町医王山一畑寺から分霊を受けて、昭和23年（1948年）にこの名古屋市千種区春岡に開山したそうです。その後岡崎市に7万坪の土地を得て、昭和55年（1980年）に岡崎本堂の入仏式が挙行されたそうです。それに伴い、この春岡のお寺は名古屋別院となりました。
「お守りづくり」を体験してきました
「お守りづくり」の体験は、ご予約不要、道具もすべて揃っていますので持ち物不要です。毎日9:00～15:30まで受け付けています。年末年始も体験できるそうですので、初詣の際にもいかがですか？
参加費用は
- お守りづくりのみ：1,000円
- お守りづくりにご祈祷・お抹茶付き：2,000円
となります。受付で「お守りづくり体験をしたい」と申し出て、参加費を支払います。
所要時間の目安は、お守りづくりのみは20分、ご祈祷付きは45分です。
まずは「お守り袋」「組み紐（ひも）」願い事を書く「願い紙」を選びます。たくさんの種類が揃っているので、好きなものを選んでください。組み合わせの総数は2,000通り以上あるそうなので、誰とも被らない、自分だけのお守りを作ることができます。
私が選んだのは、白地に銀色の模様のお守り袋に、黄色の組み紐、青い願い紙です。白いこの袋は人気のようで、ラスト1でした。
奥の方にあるスペースで作ります。係の方が、とても親切に説明してくださいました。こちらのお寺の方は、皆さん非常に丁寧です。
この日は平日の午後でしたが、体験に訪れる方がたくさんいらっしゃいました。
テーブルにはこのような道具一式と、お守りに入れるご本尊様や抹香が揃えられています。
マニュアルを見ながら作ります。ステップごとに分かりやすく書いてあるので、誰でも簡単に作ることができます。
見本があるので安心です。これと同じように作りましょう。
まずは願い紙に筆ペンで願い事を書きます。一般的なお守りにはこういった自分の願い事は入れられないので、この体験ならではの特別な点なのではないでしょうか。
願い紙をたたみ、ご本尊様と一緒に厚紙に挟んで、お守り袋に入れます。
ご本尊様を入れたお守り袋に、抹香をひとつまみ入れます。お守り袋がかすかに香るのは、これのせいだったんですね。
ピンセットを使って、お守り袋の穴に組み紐を通します。私は一度表裏を間違えました。「御守」と書いてある方が表です。
袋の角を推し込んだら、袋の裏で紐を一度結び、端も結んではさみで切ります。
できあがり！ 素敵なマイお守りができました。
本堂で最後の仕上げ
お守りが完成したら、本堂の香炉の煙にくぐらせるので、係の方に声をおかけします。本堂に入る前に、このような袈裟（けさ）を肩にかけます。ちょっと身が引き締まりますね。
本堂の左手にいらっしゃる、聖観世音菩薩様の前の香炉で仕上げです。
お焼香をして、願いを込めながらお守り袋を煙にくぐらせます。
これで完成です！ お守りを持ち帰る紙袋も付いています。
ご祈祷終了後の本堂の撮影の許可をいただいたので、しばらくご祈祷を見学します。ご祈祷は9時～16時の毎時0分頃に行われるそうです。
私は基本のお守りづくりのみのコースだったのですが、お寺の方がお抹茶とお菓子を持ってきてくださいました。ありがとうございます！ ご祈祷中にむしゃむしゃ食べる訳にもいきませんので、終了後にいただきました。折り鶴が添えられていて、素敵な心遣いだなぁと思いました。お寺でいただくお茶は格別です。
ご本尊の一畑薬師瑠璃光如来様です。
ご祈祷には平日ながら意外と多くの方がいらっしゃいました。平日のお寺はあまり人がいないことが多いかと思いますが、お守りづくりにしろ、こちらには人が集っている印象を受けました。地域の方に親しまれているお寺なのだなと思いました。
子どもの頃の法事ではお経は「長いなぁ」と思うだけでしたが、大人になると「いい声のお坊さんだなぁ」などと感じるようになりました。お線香の香りが漂う厳かな空間は、とても心が落ち着きます。たまにこういうところに来るのもいいものですね。
さまざまなお守りやお札も販売しています
お寺ではこのようなご利益ごとのお守りも販売されています。ランドセルのお守りがかわいいですね。
お札や数珠もあります。
ご朱印は月ごとの限定のものがあるそうです。毎月通って集めてみては？
一畑山薬師寺 名古屋別院の催し
2026年1月11日（日）は「初薬師」の大祭があります。一年の始まりの、開運吉祥の祈願祭です。
このチラシには、「開運福引券」「無病息災 大福券」が付いていました。
毎月8日は薬師如来様の縁日だそうです。縁日の日にはご祈祷のあがった特別なお供物を先着100名様に無料でお分けしているそうです。初薬師の大福もこちらですね。お供物は月ごとに変わるそうです。特別なお菓子をいただいて、2026年の開運を祈りましょう！
また毎月8日の13時のご祈祷時にお誕生日会を行っているそうです。開催月（前後の月も可）にお誕生日を迎えられる方はどなたでも無料でご参加いただけます。参加された方の開運招福・心身健康・無事成長のご祈願をしていただけるとのことなので、お子さんのお誕生月に申し込んでみてはいかがでしょうか。
毎月第4土曜日の朝には「坐禅会」が開催されるそうです。参加ご希望の方はお寺でお申し込みください。
年末年始はお寺への関心が高くなる時期。岡崎の一畑山薬師寺と同じご利益が、近場の池下でもいただけます。初詣は名古屋別院へぜひどうぞ！ かわいいお守りも作ってみてくださいね。
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