気象庁では2020年11月5日に、緊急地震速報の全国的な訓練を実施します。同日の10時ごろに訓練用の緊急地震速報の配信を行います。

写真はイメージです

参加対象は国の機関や地方公共団体、学校、民間企業、個人などすべての人です。

訓練参加者は、訓練用の緊急地震速報を見聞きした際に、速やかに安全な場所へ移動するなど、それぞれの場面に応じた身の安全を確保する行動を実施しましょう、とのことです。

ただし、テレビ、ラジオ（一部のコミュニティFM等は除く）の放送や、携帯電話の緊急速報メールでは、訓練用の緊急地震速報は流れないようですね。

訓練の周知にご活用ください、と記載の気象庁による告知用チラシです

なぜ、11月5日に行うのでしょうか。同日は「津波防災の日」として制定されています。安政元年（1854年）の同じ11月5日に紀伊半島を襲った「安政南海地震」の発生した日だからとか。

【報道発表】（R2.10.29）11月5日実施の #緊急地震速報 の #訓練 の参加機関をお知らせします。緊急地震速報を見聞きした時あわてずに行動できるよう、訓練を通して確認しましょう。行動確認用チェックシートを掲載しています。 #いのちとくらしをまもる防災減災https://t.co/ldjpdEYadp pic.twitter.com/2Lb9Lh3HfU

— 気象庁 (@JMA_kishou) October 29, 2020

 なお、気象庁ホームページによると「気象・地震活動の状況等によっては、訓練用の緊急地震速報の配信を急きょ中止する場合がありますので、御了承ください。中止を決定した場合には、速やかに気象庁ホームページ等でお知らせします」とのことです。

あわてずに防災対応をとるためには日頃からの訓練が重要ですので、ぜひこの機会に身を守る行動を事前体験してみましょう。

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