【名古屋市千種区】商店街がモッシュピットに!今年もハードコアだった「今池まつり2025」に行ってきました

今池まつり2025

毎年9月に開催される、「今池商店街連合会」が主催のお祭り「いきいき今池お祭りウィーク(通称 今池まつり)」に今年も取材に行ってきました! 2025年は9月14日(日)と15日(月祝)に開催され、私は初日の14日に行ってきました。

商店街のあちこちにステージが設置され、プロからアマチュアまでたくさんのバンドが出演する、全国的にも珍しいと思われる商店街ロックフェスです。有名バンドも全て無料で見ることができます。商店街の道の両側には屋台が連なり、今年もたくさんの人で賑わっていました。

今年の「今池まつり」の告知記事がありますのであわせてご覧ください。

今池まつり
今年も「今池まつり」の季節が近づいてきました! 千種区の今池商店街で開催される「いきいき今池お祭りウィーク(通 …

また昨年2024年の取材記事もありますので、こちらもどうぞ。

今池まつり2024
2024年9月15日と16日、「今池商店街連合会」が主催する「いきいき今池お祭りウィーク2024」(通称「今池 …

アプリを見ながらあちこち歩いてみました

今池まつり2025

今年は14日・15日ともにお天気にも恵まれ、私が行った初日は曇りだったので直射日光がなく、蒸し暑いけれども幾分か過ごしやすい気候でした。翌日は完全に晴れたので暑かったのではないでしょうか?

今池まつりは今池交差点を中心に大体300m四方くらいのエリアの各所にライブ会場があるので、今池商店街のサイトからスマホにアプリを入れてマップとライブスケジュールとにらめっこです。数えきれないくらいのライブがあるので、とても全部は見ることができません。

今池まつり2025

まずはメインステージ「東南会場」付近を歩いてみます。環状線からドン・キホーテの角を入った通りで、ここが一番人通りが多いところです。老若男女、本当にたくさんのお客さんが歩いていました。美味しそうな屋台の食べ物やお酒に目移りしますが、ライブ前にいろいろ歩いてレポートしなければ!

「東南会場」では「GASOLINE」が演奏していましたが、もう人がいっぱいで入れなさそうだったので他の会場に行ってみました。時間の関係上、去年見たアーティストは泣く泣くカットです。去年と同じく、Oasisの「Don’t Look Back in Anger」を演奏しているのが聞こえてきました!

(*今池商店街連合会様の許諾をいただいて、各出演アーティストの撮影をしています)

今池まつり2025

「イオン今池店」だった工事中の角は「ブルーコーナー」という大道芸コーナーです。「Akiya」さんという大道芸人さんがちょうどパフォーマンス中でした。

今池まつり2025

今回は昨年回れなかった北エリアに行ってみました。「ダイエー通り」を北上して広小路通を渡ったところです。この辺はキッチンカーがたくさん出店していました。

今池まつり2025

「下町ネバーランド」というスペースにはイスとテーブルがあって座って食べられるようになっていましたが、意外と空いていました。やはりみなさん東南エリアに集中してしまうようです。今池まつりはあまり座れるところがなくて足が棒になるので、ここは穴場です。来年はここで休憩しよう♪

今池まつり2025

「4丁目Pit」というステージでは「ブルーグラスステーション」というグループの演奏がちょうど終了したところでした。名古屋大学のブルーグラスサークルのようです。「ブルーグラス」というのはアメリカのカントリーミュージックの一種で、バンジョー、マンドリン、ギター、フィドル(バイオリン)、ウッドベースといったアコースティック楽器のみで演奏されます。終わってしまって残念!

奇天烈ワールド、ワッペリンはすごかった!

今池まつり2025

ワッペリン

そろそろ時間なので、「ホテルルートイン名古屋今池駅前店」の裏の路地にあるステージ「ノースアイランド」へ移動! 告知記事を書く際に主な出演バンドについて調べていて、バイオグラフィーに「エクストリームニューウェーブバンド」という説明があって興味を持った「ワッペリン」をフルで見てみました。ファンらしき人達が結構たくさん前列に集合していました。

今池まつり2025

期待にたがわず個性強めなメンバーです。ヴォーカルの女性は蝶のハネが生えてるし、予想通りの強烈なキャラクターだったのですが、隣のキーボードの男性の怪しい動きというか踊り?! に目が釘付け! ちなみにドラムの人は辮髪(べんぱつ)でした(笑)。
(観客が多いライブでは一眼レフでは撮影できず、スマートフォンの荒めな画像ですみません)

今池まつり2025

ヴォーカルの女性(フウジンさんというそうです)は堂々たるフロントウーマンで、グイグイお客さんを引き込んでいきます。音は確かに「エクストリームニューウェーブ」で、異形のアヴァンポップという感じでしょうか。フウジンさんの独特の声質と歌詞、野生爆弾のくっきー!さんのような歌い方(笑)は、エキセントリックで癖はかなり強いけれどもハマったら抜けられなくなりそう! 曲は変わっているけれどもポップセンスが光るので、慣れてしまえばもうあなたも虜♪

今池まつり2025

クライマックスに入るとフウジンさんは観客の中へ! 魚屋さんをバックに蝶のハネを背負った人というシュールな写真が撮れました。この時は♪豆もやし~♪という歌を歌っていました。

この記事を書きながらApple Musicで彼らのアルバムを聴いていますが、音源は奇天烈かわいい感じ、ライブはもっとダイナミズムが加わって力強かったです。今年2025年の春にオーストラリアツアーをしたそうですが、彼らのような音は日本からしか生まれないと思うので、海外進出も頑張ってほしいですね! ライブはとてもよかったです。

夜になった商店街を歩く

今池まつり2025

ワッペリンのライブが終わるともうすっかり暗くなっていました。広小路通を渡って西南エリアに移動します。ここも屋台が集中しているので人通りが多いところです。ちょっと休憩、とフランクフルトを買ったのですが、おなかが空いていたのでパクパク食べてしまい、写真を撮るのを忘れてしまいました!

今池まつり2025

夜店という雰囲気でいいですね~。

今池まつり2025

ピカチュウがもらえる玉入れゲームです。こういう子ども向けのゲームはたくさんありました。

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俺のワンダー

西南会場の前を通ると「俺のワンダー」というバンドが演奏していました。岐阜出身のバンドだそうです。

今池まつり2025

バンドのYouTubeチャンネルにこの時のライブ動画が上がっていました! ぜひご覧ください。ルーツロックと日本語ロックのミックスという感じでしょうか。

今池まつり2025

今池交差点角のりそな銀行前の「ストリートコーナーパラダイス」という会場は、ライブを見ながら座ってお酒が飲めるようになっていました。こりゃ最高! 去年もあったかな?

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今賀旬一郎 with REBORN

ステージでは「今賀旬一郎 with REBORN」というバンドが演奏していました(「今が旬」?)。郷ひろみさんの「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン」を演奏していてめちゃめちゃ盛り上がっていました! 面白バンドという感じで、お酒を飲みながらワイワイ盛り上がるのにぴったりでした。

東南エリアに戻る

今池まつり2025

ということでまた東南エリアに戻ってきました! 夜になって居酒屋も盛り上がってます。

今池まつり2025

東南会場のヘッドライナー、THE 原爆オナニーズの写真を綺麗に撮りたかったので、早めに会場入りしました。ひとつ前の「ACKEE & SALTFISH」という名古屋出身の双子兄弟のレゲエユニットが演奏していました。満員なので後ろの方で見ます。

今池まつり2025

ACKEE & SALTFISH

お~、確かに双子ですね。なんとなくヨガの行者のような風貌です。レゲエだからラブ&ピースな感じなのかと思ったらかなり政治的なことを歌っていてラッパーのようです。
後ろの板には翌日のヘッドライナーの「nobodyknows+」や昨年出演の「怒髪天」のサインがありますね。スマートフォンで遠くから撮ったので荒い画像ですみません。

今池まつり2025

今池ハードコアTシャツ

物販で今池名物「今池ハードコアTシャツ」が売られていました。今年はオレンジ色、合言葉は「今池ハードコアは死なず」!

今池まつり2025

ベビーカステラ屋さんも着ていました。

今池まつり2025

THE 原爆オナニーズの物販コーナーです。こういういかにもパンクっぽいパッチは久々に見て胸熱です。

THE 原爆オナニーズで商店街の駐車場がモッシュピットに!

今池まつり2025

THE 原爆オナニーズ

いよいよ本日のヘッドライナー、ご存じ名古屋パンクの雄「THE 原爆オナニーズ」です! 実は私は名古屋に住んで20年を過ぎたのに、これが初めてのTHE 原爆オナニーズのライブでした。微妙にすれ違っていたので、今回は絶対レジェンドを見ようと早めに会場入りし、一眼レフで撮影できるように前の方の端っこにスタンバイです。
ライブが始まる前にヴォーカルのTAYLOWさんがステージに出てきて、「まぁどうせみんなダイブするんだろうから」といった感じでステージダイブについての注意事項をいくつか観客に告げていました。そしていったん引っ込んでから全員出てきてスタート!

今池まつり2025

THE 原爆オナニーズは80年代初頭から活動している大ベテランのパンクレジェンドです。同時代のバンドがメジャーデビューしていく中、会社員との二足のわらじを続けてきたことで有名ですが、日本のアンダーグラウンドパンクシーンを支えてきたバンドの一つである偉大な存在です。まさに「今池ハードコア」を体現するような存在ですが、TAYLOWさんはもうとっくに還暦を過ぎているのに、非常にエネルギッシュにステージを動き回り観客を煽ります。

今池まつり2025

体全体からシャキッとしたオーラが出ているような、生気に満ち溢れている感じです。掛け値なしにすごいと思いました。この今池ハードコアTシャツは、「平和にいこう」と緑色で作ってもらったそうです。

今池まつり2025

尊敬の眼差しで見ていたら、モッシュが始まって観客は次々とステージに上がりダイブ! 

今池まつり2025

どんどんダイブ&クラウドサーフ、ステージ前は完全にモッシュピットになっています。最初の頃からもうこれは一眼レフは危険だと諦め、スマートフォンに切り替えていたのですが、動画を撮っているとモッシュピットから弾き出された人に吹っ飛ばされて突然画面がブラックアウト(笑)。

今池まつり2025

ダイブしまくりで、商店街のお祭りなのが信じられない! 私が普段行くライブはそれほどモッシュがあるわけではないのもありますが、このTHE 原爆オナニーズのライブは私の人生で一番激しいモッシュでした。 商店街のお祭りなのに! さすが今池!

今池まつり2025

モッシュしている人の中には髪に白いものもチラホラで大丈夫かな? という方もいらっしゃいましたが、みんな本当に楽しそうでした。私は吹っ飛ばされないようにテントの支柱に必死につかまっていました。

エネルギーに満ち溢れた、素晴らしいライブでした。来年2月に名古屋クラブクアトロでワンマンがあるそうですよ~!

今池まつり2025

出演していたバンドはみな心から今池を愛しているのが感じられ、これからも末永く今池まつりが続いていくのを祈ります。前の方にいたので後ろの方の様子は分かりませんでしたが、お子さんがこんな激しいライブを見られる機会はそうそうないと思うので、豊かな音楽人生のきっかけになるように見せてあげるのもいいのではないでしょうか?! 将来の今池まつりを支えるキッズになって!

今池まつり」が開催された「今池」はこちら↓

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