【名古屋市千種区】ステンドグラスと苔テラリウムの素敵なコラボ!吹上のカフェで「IKUIT」展が6/22まで開催中
吹上のカフェ「手造り珈琲の店カーム」で、ステンドグラス作家「IKUIT」さんの展覧会が2025年6月22日(日)まで開催中です! 苔テラリウムクリエイターの「苔楽」さんとのコラボ展で、苔を使った作品も展示されています。
関西のライターさんからご紹介いただいたので、展覧会の初日の6月7日に伺いました。
会場は「吹上」駅2番出口から徒歩1分のギャラリーカフェ「手造り珈琲の店カーム」です。駅から若宮大通を東にちょっと行ったところです。
ハンドドリップのコーヒーと手作りスイーツがいただけます。モーニングもあるそうです。
コーヒーは好きなカップでいただけるそうです。
店内にはギャラリーコーナーがあり、月替わりで作家さんの展示があるそうです。お茶をしながら作品を鑑賞できます。
「IKUIT」のステンドグラス作品
現在店内では「IKUIT」さんのステンドグラス作品が棚に展示されています。ステンドグラスといえばやはりランプシェード! ということでこのような照明も天井から提げられています。
「IKUIT」さんはステンドグラス作家として活動を開始して5年になるそうです。子育てが一段落し、自由な時間ができたことにより、本格的な活動を始めたそうです。
「IKUIT」さんの作品は量産はせず、一点ものを制作されているそうです。作品の購入は公式InstagramのDMで受け付けているそうです。またイベント出店や委託販売、「苔楽」(後述)の注文フォームからも購入できるそうです。
デイリーに使うアクセサリーなどを入れておくのにいいですね。
味わいのある昭和の型板ガラスも使用されています。型板ガラスは1950~70年代の昭和の住宅ではよく使われていましたが、現在はほとんど生産されていないそうです。近年の昭和レトロブームとその希少性により、温かみのある昭和の型板ガラスは再評価され人気となっているそうです。
「苔楽」との苔テラリウムコラボ作品
「IKUIT」さんは「苔テラリウム」の容器も制作されています。「苔テラリウム」というのはガラス容器の中に苔を使って箱庭のような風景を作るもので、近年静かなブームになっているそうです。「苔楽」さんの苔テラリウム作品に「IKUIT」さんの手作りのステンドグラス容器を使うことによって、より一層オリジナルな世界観になっていますね。
会場には「苔楽」さんの作品もたくさん展示されています。こちらは既製品のガラス容器を使用しています。
こちらのハート型の容器のような大型のものも制作できるそうですので、InstagramのDMでご相談ください。「IKUIT」さんのように苔テラリウムの容器をステンドグラスで制作している作家さんは日本にはほとんどいないそうです。苔テラリウムの容器は防水処理をしなければならないので、高度な技術が必要だそうです。
こちらは「ハートのアリス」という作品だそうです。「不思議の国のアリス」の世界観がガラス容器の中に見事に表現されています。ずっと眺めていたくなりますね!
苔テラリウムとは?
「テラリウム」とはガラス容器などで陸上の生物・植物を飼育・栽培する技術で、19世紀のロンドンが起源だそうです。プラントハンターにより様々な植物が世界中から大英帝国に持ち込まれ、大温室を作らなくてもガラス容器で栽培できるテラリウムが人気となったそうです。当時のロンドンは産業革命で大気汚染がひどく、日光不足でも育てられるシダをテラリウムで栽培することが一般家庭でも大流行したそうです。
日本でテラリウムが普及し始めたのは比較的最近のことだそうですが、ここ数年で苔を使ったテラリウムが秘かなブームになっているそうです。苔は手のひらサイズの容器でも簡単に育てることができ、室内で眺められる手軽なグリーンインテリアとして人気だそうです。お手入れは時々霧吹きで水分補給する程度だそうですので、気軽に始められそうです。
特にコロナ禍でのおうち時間の趣味として盛り上がり始めたというのは時代を象徴していますね。韓国や台湾でも苔テラリウムはとても人気だそうで、独創的な作家さんも多数存在し、日本との交流も盛んだそうです。
↑こちらは「苔楽」さんのYouTubeチャンネル「苔楽film」の動画です。苔テラリウムは作家さんによる作品を購入するのも素敵ですが、自分で簡単に作ることができるのも大きな魅力です。こちらのチャンネルでは制作のコツを丁寧に教えてくれています。100均グッズやニトリの商品など身近なもので作る動画もあって、初心者さんにもハードルが低いです。

自分で撮った写真がピンボケで使えなかったので、IKUITさんにご提供いただきました。
「IKUIT」さんの苔テラリウム容器は上でご紹介した大型のものばかりではなく、このような小さなものももちろんあります。苔テラリウムを市販の容器で作っていたけれども、もっと個性的なものがほしい! という方には一点ものですのでぴったりです。型板ガラスを使ったり、暖色の色ガラスを入れて夕日を表現したりと表現は無限大です。
「IKUIT」さんは、ご自身の作品に苔テラリウム作品が入ると、他の作品の3倍くらいの喜びを感じるそうです。自分の作品に苔が入ることによって違うものになり、世界観が完成するような達成感があるそうです。購入してくださったお客様が完成した作品の写真を送ってくださると喜びもひとしおだそうです。
ランプのような作品はご自身が主役ですが、苔テラリウム容器は絵画の額縁のような存在でバイプレイヤーであり、また違った面白さがあるそうです。
↑こちらは「IKUIT」さんと一緒に苔テラリウムを作るワークショップ動画です。どんな手順で作っていくのかがよく分かります。
「IKUIT」さんの今後の目標としては、苔テラリウム作家さんが自分で容器を作れるようにワークショップをやったり、キット販売をしてみたいそうです。自分で自由に容器を作れば自分の世界観を100%表現でき、コストも低くなるので継続しやすいからだそうです。
また、2025年10月に横浜で個展を予定されているそうです。続報はInstagramをフォローしてチェック!
ワークショップのご依頼はいつでも受け付けているそうですので、InstagramのDMでどうぞ。
誰でも気軽に始められる新しい趣味として、苔テラリウムはいかがですか? 最近の推し活ブームの影響で、推しのフィギュアを置いて愛でるという楽しみ方もあるそうですよ。推しのためにはとっておきの容器を♪ 「箱庭療法」という心理療法もありますし、苔を使った「グリーン箱庭」は、不安定な昨今の気分を癒してくれる効果は大いにありそうです。
苔テラリウムがどんなものか、是非「IKUIT」さんの展覧会に行ってみてくださいね!
また「苔楽」さん主催の「苔テラリウムクリエイターズマルシェ2025」が2025年10月25日(土)、26日(日)にグローバルゲート1階アトリウムで開催されるそうですよ! こちらもチェック!
会場の「手造り珈琲の店カーム」はこちら↓